(1)相手の起き上がりに飛び込み低空大パンチキャンセル空中竜巻
ケンと違って、リュウの空中竜巻はジャンプ通常技を当ててキャンセルで出すと何故か1発目がスカります(理由はいまだに謎)。
しかしそれでもキャンセル空中竜巻をする価値が2つあります。
1つは、ゲージが溜まること。
ジャンプ大パンチ≫空中竜巻≫大足払い波動と連携させれば、ジャンプ中キック≫大ゴス≫大足払い波動よりも多くゲージが溜まる。
2つ目は、着地の「歩き縛り7フレーム」がないこと。
スト2は、ジャンプから着地して7フレームの間は歩きが出来ません。しかし空中竜巻の着地にはこれがない(体感なので絶対正しいとは言い切れず)。
もっとも、空中竜巻の着地には歩きどころか何も出来ない5フレームという真の隙があるのですが、それでも歩き始めるまでは通常の着地より2フレーム早いのではと感じられます。
注意。相手が起き上がり無敵技を出すと、ジャンプ大パンチ空振り≫着地≫地上竜巻になってしまうことが考えられます(無敵技の遅いバイソンが相手でなりやすい)。その対策は各々考えて下さい。
ちなみに、真の隙5フレームがあるとはいえ、ジャンプ大パンチを最低空辺りで当てれば足払いへのコンボも出来ます。
(2)化けない真空波動
真空波動コマンドはその中に昇竜コマンドを含んでいるため、パンチボタンのタイミングを微妙に誤ると昇竜が出てしまいます。
→↓↘︎→↓↘︎→Pと入力すれば(ロボットがレバーを高速入力しない限り)昇竜が出ることはありません。パンチボタンが少し早くなってしまっても、しゃがみ小パンチが出るだけ。
(3)背負い投げ+保険昇竜
キックボタン投げよりもパンチボタン投げの方が(リュウに関しては)投げた後の硬直がはっきり短い。よって出来ればパンチ投げを使いたいところですが、相手が無敵技で割り込みを狙ったケースに対する保険昇竜を考えると、少し厄介。
キックボタン投げ+保険昇竜なら、→↓↘︎→大K小Pずらし押しなどで簡単です。しかしパンチボタン投げにするとそのパンチボタンがいきなりの昇竜になってしまう。
「大昇竜のパンチボタン受付は小昇竜の受付より3フレーム短い」というシステムを利用して、大昇竜受付終了を待って大P小Pずらし押しという案が出て来ますが、よく見れば今度は大波動コマンドが採用されるのがわかるでしょう。
次のように入力しましょう。
↓↘︎→↓↘︎→大P小Pずらし押し
これで一応出来ます。大波動が出てしまう心配はありません。
大昇竜の受付終了後の3フレーム間に大パンチボタンと小パンチボタンの2つを入力する必要あるので少々シビアです。ただもしあなたが2つのボタンを1フレーム差で正確にずらし押し出来るなら、大して難しくはないでしょう。
(4)歩き昇竜
T.akibaさんの調査によると、ストIIは「前に歩いて昇竜」が安定しないシステムだそうです。→で歩いて↓↘︎Pと入力しても7〜8分の1の確率で通常技に化ける。
前に歩いて昇竜烈破コマンドを急いで入力しましょう。→(歩き)↓↘︎→↓↘︎P。これなら必ず昇竜が出るのかも知れない。でも沢山試した結果、ダメっぽい気も。
(5)幻の奥義
最終的には使えません。あくまで「幻の」奥義なのです。
中ゴスを見てから確実に立ちガードする相手に用います。
↓↘︎→少し待って中P↓↘︎→P
中ゴスを出がかりキャンセルして真空波動を撃つもの。
真空波動を立ちガードすると最後までしゃがめず下段を食らうという事実を利用して中足払いファイヤーなどを差し込む狙い。中ゴスが1フレーム目から例のポーズなのがまたアピール十分。
しかし。
まずもって入力が忙しい。スパコンは通常技の8フレーム目までをキャンセル出来ます(通常技を7フレーム目まで出せる)が、それでもかなり忙しい。
では練習を重ねてこれを確実に出せるようになったら使えるのかと言えば、答はNO。真空波動の画面停止を見てレバーをしゃがみガードに入れれば済んでしまうのでした。
【参考】真空波動はヒットストップ中に次の弾が当たるため、これをしゃがみガードした場合に途中で立ち上がることもまた出来ません。しかし撃ったリュウの硬直も長いので、中ゴスを食らわせたくとも5回目のヒットストップ終了までに完成させることが出来ず。中ゴスが当たるのはその後のガード硬直中であり、よって後出しの立ちガードをされてしまいます。