暗黒攻めの基礎知識をいくつか記しておきます。
(1)距離が合わなくても2択が残る
前項(3)に述べた絶妙な距離を取らなくても、こちらが空中技を出すかまたは出さずに着地して下段を出すか選ぶことで上下ガード2択を迫れます。
(2)使用する空中技
しゃがんでいる相手にスカる空中技は使いません。
使用は主に小キック、小パンチ、中キック、大キック。このうち、小キックと大キックはさほど下方に攻撃判定がなく、相手のしゃがみ判定の前に出た部分(ヒザ判定)のみを狙うことは出来ない場合もあります。
(3)ガイルの下段の発生スピード
小足払いは8フレーム目に攻撃、中と大の足払いは9フレーム目だそうです。
(4)安全性
例としてリュウの起き上がり昇竜について述べます。
ソニックを重ねられたリュウが起き上がり昇竜を出し、ガイルはその時ジャンプ中キックの先の方を当てに行った。これが安全なのは分かりやすいですね。いわゆる安全飛び込みのタイミングになっているからで、昇竜の攻撃判定が完成した時にガイルは着地しジャンプ中キックの食らい判定は消えています。
では、空中技を空振りした想定の最速タイミングで出した中足払いはどうでしょう。昇竜を食らいに行ってしまうかどうか。
結論を言えば、食らわない。
理由。ガイルが中足払いを完成させるのは、リュウの起き上がり13〜14フレーム後。この時点で昇竜の地上攻撃は終了し、リュウは空中にいます。S以降のガイルの中足払いは完成前にも食らい判定をやや前に出しますが、それでも大丈夫。
斜めに突っ込んで来るホークのトマホークは足払いを出しているガイルが本体で食らってしまうかも知れないし、バイソンのバッファローヘッドのような出の遅い無敵技に対しては上記リュウに見た理屈は通用しないし、ケンの起き上がり昇竜には空中技を当てるのが(安全飛び込みのタイミングを得るのが)難しいが着地下段は簡単安全などと色々なケースがあり‥‥あとは各々考えて下さい。