暗黒攻めと呼ぶものは、以下の条件を同時に満たしたものです。
(1)相手がソニックをガードした瞬間、ガイルはジャンプ着地1〜4フレーム前(場合により3〜4フレーム前)。
(2)相手が「立ちガード時よりもしゃがみガード時に食らい判定が前に出る」キャラである。
(3)その「前に出た食らい判定」のみにガイルの空中技が触れる距離である。すなわち、相手が立っていたらその技がスカる距離である。
(4)ガイルは着地1〜2フレーム前にやっと完成させるタイミングで空中技を出し(注)、これがスカった場合を想定した最速タイミングで足払いを入力しておく。
これを全て満たせば、ソニックをガードした相手は空中技または着地下段のどちらかを必ず食らいます。つまりガード不能です。
なぜガード不能になるかという理由は、以下の知識から考えて下さい。
a. ストIIの飛び道具は、受けた側にだけヒットストップが発生する。
b. ヒットストップは14フレーム継続する。
c. ヒットストップ中は全く動けず、上下ガード切り替えも出来ない。
さて、
普通に考えて、暗黒攻めは相手の起き上がりにソニックを重ねて狙う攻めということになります。平場でソニックを撃ち前ジャンプするガイルを相手はじっと見つめているわけがない。やはり、ソニックをジャンプで避けたり出来ない起き上がりが狙いです。
ただ、やってみればすぐ分かりますが、一般的にはガイルから積極的にこの条件を満たすことは出来ません。サマーでダウンを奪った後などは、この条件を満たすには近すぎるのです(理由は省略)。
主として、相手がある程度以上遠くでソニックを空中食らいした場合に狙います。
(注)ソニックしゃがみガードと空中技食らいを同フレームで行うと、バグ的な現象が起こります。グラフィックはしゃがみガードで、しかし音はヒットのもの。この際、空中技ヒットのダメージは与えられますが、続く地上技へのコンボが出来なくなります(ガードされてしまう)。よって、相手の起き上がりにソニックを重ねたら、空中技は起き上がり瞬間より微妙に遅らせたタイミングで当てないと損(単発終了)になります。
ちなみに、暗黒とは関係ないですがソニック立ちガードと下段食らいを同時にした場合にも同様の現象が起こります。